2012年2月8日水曜日

自分のビジネスの原点


人材派遣のビジネスへの疑問。会社の理念にある「雇用の創造」、会社設立時の考え方に惹かれて入った会社であり、業界だったのだが・・。

実力もある、お客様からも絶大なる信頼のあるスタッフさんの長期派遣期間が終わる頃、そのスタッフさんを次の派遣先でも活躍してもらいたいと思い紹介したら・・・
「ダメだよ~。この人。30代、しかも後半じゃん。ウチの社員は皆若いから20代じゃないと~」
えっ?年齢?えっ?スキルとか実績は関係ないの?何言っているの?この担当者は?
「御社の業務内容や仕事の重要性を考えて人選しました!」
「えっ?お客のリクエストに応えられないの?んじゃいいよ。お宅ではない派遣会社へ依頼するから!」

前々から感じていた事だった。年齢だけでダメ出しする企業。派遣会社は他にも山ほどあるから競争も激化し、お客の言いなり。
面接がダメなのは法律で決まっているにも関わらず、平気で面接を要求してくる企業。
履歴書提出がダメなのは法律で決まっているにも関わらず、平気で履歴書(経歴書)を要求してくる企業。
ダメと言ったら、本部にクレームが。逆に本部からは「他社に負けないように!」とお客の要望通りの派遣スタッフを提供する事が正しいと。売り上げが上がるから。「他社に負けないように!」と派遣スタッフ1名の依頼に対し、複数名の候補スタッフを人選し、お客に選んでもらえ!と。

人材派遣ビジネスって何なのだ?必要な時に必要な労力を提供するんじゃなかったのか?派遣スタッフという方々の事を何故使い捨てみたいに扱えるのか?

そんなモヤモヤで悩んでいる時に・・・

「アウトソーシング」というビジネスの新会社立ち上げに協力してもらえないか?というお誘いが・・・。

「アウトソーシング」(業務の受託)ならば、人の契約ではなく業務の契約。
1件●●円、納期●●まで。という約束を守れば・・
1名でその処理をやろうが、100名でやろうが・・・
100歳のおじいちゃん、おばあちゃんが処理しようが、20歳の人が処理しようが・・・
日本人であろうが、外国人であろうが・・・
1時間でやろうが、10時間でやろうが・・・

関係ない!!!

雇用の責任は自分達にある。その責任範囲の中で「働きたい」と思える人に対して仕事に従事してもらえる。

今まで悩み続け、ようやくマネジメントってものが分かってきた。
このまま続ければ成功する自信がある・・・・。

でも・・。成功が見えている未来に向かっていく事が自分にとっての成長なのか?
しかも人材派遣ビジネスに疑問を感じているのに、まだそこに居続けるのか?

「やらせて下さい!」

この決断が、今の自分にとって大きな転機だったんだなと思う。

新会社立ち上げ~色々、色々~現在。

信念を持ち、挑戦し続けようと常に思っている。

・BtoBビジネス
・Bestパートナーであり続ける事
・働きたいと思う人すべての人に対し、チャンスを与える事が出来る事


チャンスは逃さない!

2012年2月7日火曜日

新卒時代から東京に支店長で転勤



どうにかこうにか社会人。でも他の人が5日働くとこを私は4日。 
これが功を奏したのか?人より倍働いて!!って気持ちでがむしゃらに。 

でも大阪(関西)でいくら頑張っても、東京本社の会社の東京に掛ける経費、 
東京での知名度、1件あたりの単価に違い、バブルの名残。。。で同期の 
東京の奴らにどうやっても勝てず・・・。 

「東京に行かせて下さい!!」(同じ土俵なら負けへん!!) 

んじゃぁって事で・・ 
入社4年目で東京に。上野地域担当?(大阪より下町っぽい)しかも支店長で!? 

今では到底考えられない会社の成長スピード。 

この支店長ってのがしんどかった。。 

散々今まで、以前の支店長に楯ついてた立場だったのに、いざ自分が支店長なんて 
ものになると・・・。 
俺はみんなとおんなじ気持ち~ 
支店長なんてのは名前だけでみんなと変わらないよ~ 
etc 

大失敗!!地獄の1年間半年が・・。 

「辞めるのは簡単、1日1日続けてみよう」 
「マネジメントは大変。でも重要・・」 
とか色々言われた。 
カーネギーも読んだ・・。 
でも変わらない。変えられない。 

そんな時、同期の女性がたまたま部下に。 
大きかった。自分に対して遠慮のない意見。でも正当な意見。 
自分には見えなかった事、気付かなかった事などをズバズバ、と。 

その頃からか、多少自信が出てきた。 

東京来てから2年が過ぎ、3年目になろうとしてた時に異動せよ、と。 

神奈川地域の支店で全国でも売り上げ規模5番手以内に入る支店。 
その前任の支店長は、自分の尊敬している先輩で、その先輩の手腕で 
凄まじい成績を残していた支店。また、当時のメンバーが殆どいる為、 
どうしたって先輩との比較をされてしまう。。。 

大プレッシャー。 

自分は先輩の様なキャラではないし、、、 

自分の強みは何か?を考えに考え、また異動先のオフィスの状況を 
見て・・・。 

自分のやり方で走り出した。でも、当然メンバー達からはブーイングの嵐。 

今までは先輩のキャラで明るく、イケイケドンドンの乗りで相当の売上UPに 
繋がっており、皆もその方法が一番だと。でも就業状況をみると残業が60h/月 
超えているのがザラ。 
このままだとイケない。私生活も大事。 

そこから大改革を。 
でもブーイング。こんな甘いやり方で売上UPを維持出来るのか??と。。 

2か月が過ぎた頃、皆の平均残業が20h/月になり、売り上げUPのペースは以前と 
同じ。みんなはキョトンと。。「ね!やれば出来るでしょ!!」 

ここからみんなが変わってきた。 

でも、自分としては「人材派遣」というビジネスに疑問を抱くようになってきていた。。 

~つづく~ 

2012年2月6日月曜日

バブル時代の就活

某派遣会社に新卒で入社。バブル絶頂期であり、どこに説明会行っても交通費はモチロン、食事、内々定は当たり前。そんな就職活動。 ダブルのスーツしか持っていなかったが、「そんな見た目でダメにする会社はこっちからお断りじゃい」って超高飛車な気持ちでの就活。 


学生時代はレオクラブっちゅうところでそこそこの立場に居たりしたもんだから、始末が悪い。 


売り手市場超優位。 


選ぶ会社はリゾート開発、不動産、etc景気の良かった会社ばかり、、、。 
当然、説明会に行こうものなら、フルコースにアルコールも飲み放題。。
説明会に参加しただけで「内々定」なんてこともザラ。


説明会会場までの電車賃ももちろん出してくれ・・
一律3,000円とか出す企業も多い中、実費での支払いをする企業とかを見ると
「けっ、シケてんな〜」なんてイケない感情まで。
二次や三次面談なんてなると、東京での面談になったり。
もちろん交通費も出してくれるという凄まじいバブルっぷり。




そんなとんでもないバブル時代の就活で頭が腐りかけていた矢先に、
ひょんな事から「人材派遣」って言う業種を知った・・・。 




以前から何となく「独立したい」っていう気持ちがあり。。。 
でも、「関西から離れたくない!」という関西、いや京都人独特の考え方?
が強く、「独立出来そうな業種で関西が本社の会社」を物色。 
何というワガママ・・。 
どこに行っても引っ張りだこの状態でフト目にした業種・・。
 
「人材派遣」 ふーん。。 


面白そうだなぁ、ちょっと説明会にでも行ってみるか~と 
恐ろしく軽い気持ちで説明会へ。 
でもホントに説明会だけ。。交通費は貰えたけど、食事は出ない(当然なのだが)。 
シケてんなぁ。。 


本社が東京⇒イヤやなぁ。 
でもなんとなく独立出来そうな業種やなぁ⇒物知らず。。 
業界的にもトップじゃない企業⇒頑張ればそこそこ目立てるんちゃうん。。 


有名でも無い大学、成績もそこそこどころか悪い方、部活なんて× 
やってる事は、ホテルの宴会配膳とレオクラブ活動。レオクラブ活動なんて 
普通の人は知らんし。 


そんな自分でも、内定、内々定が出る中で、本社が東京の人材派遣会社から 
最終面接のお知らせが。 
タダで東京に行けるのなら、行ってもいいかも?なんつう非常に甘ったれた、 
高飛車な態度でイザ東京へ。
しかも前日に朝まで呑みまくり、完全二日酔い状態で新幹線に。
東京につく頃には何とか酒も抜けはしたが、頭がボーっと。
面接では気合の入った男子が凄いリーダシップぶりで周囲を圧倒。
東京にはこんな凄い人もおるんやぁ〜、なんてほのぼのしながら面接が終わった。
どんな面接だったか、今でも思い出せないぐらいに「テキトー」。 


それでも・・・やはり・・・・内定が。 


羽振りの良さそうな不動産屋リゾート系か?商社系か?旅行会社か?メーカーか? 


何の因果か?一番シケた(と感じた)人材派遣会社に気持ちがゆらぎフラフラ~と 
「お願いします!」と・・。 


が!!大学から「もう一年居なさいね~」と俗に言う留年。 
卒業出来ない事が告げられ。。 


せっかくの入社のチャンスがぁぁ〜(独立するチャンスが遠のくやんけ!という
甘い考え) 
学費の負担が。。父、母悪い!! 


そんな失意?の中、入社予定だった会社に連絡。 
「すみません。卒業出来なくて」 


「やっぱね~。週1日学校?んじゃ、その日だけ学校行って他は普通に 
働けばいいじゃん!!他の同期の奴らと同じ扱いでいいよ~」 


と、バブルの恩恵がここに・・・。


ありえん!! 


ここから週4日は会社、週1日は大学・・というヘンテコな生活が始まった。。。 


続く・・・