2012年3月13日火曜日

幻の15周年記念・・・


自分が起業した会社に在籍したことのあるメンバーが、久々に集合した。
自分がその会社を離れて約6年。
その会社が存続さえしていれば、15周年だった。
その15周年の設立記念日に「集まろうか?」といって声をかけて。
もちろん、全メンバーではないけれども総勢21名が集まった。

設立当時のオリジナルメンバー、様々な世代、様々な役職のメンバー達が大集合。
久々の人達、初顔合わせの人達さえも数名・・・
その会社に在籍していた事のある人達なので、すぐに溶け込むことが出来た。

自分のせいで・・・
色々と迷惑を掛けたメンバーも一杯いた。いや、迷惑を掛けたコトに関しては、直接的・間接的に全員だろう。
そんな気持ちを6年間抱き続け、いつか集まった時に謝りたい。謝ったって許されるもんじゃないけれど謝りたい。
そんな気持ちで挑んだ幻の15周年記念呑み会。

みんなが言ってくれた。残念ながら来られなかった人も言ってくれた。
「この会社で経験したコト、在籍したコトが今に役立っている」・・・と。

起業したての時から、全開で突っ走った。
会社の経営?
アウトソーシング?
委託?
給与計算?
請求書?
契約書?
固定資産?
雇用?
評価?

何もかもが初めてだった。
一介のサラリーマンで営業マンだった人間が突如会社を・・・。

自分で挑んだ道ではあったが、様々振りかかる難題。
創業期からいるメンバーも途中から参加してきたメンバーも、アウトソーシングという未知のサービスに対し知識・経験不足の為、営業にさえ一人で行けず・・・。

でも勢い(だけ)で、ドンドン進んだ。
創業期に内部にマネジメントパワーは使いたくない、そんなパワーがあるのなら外部に使う!と宣言していたが、今から考えるととんでもない方針。

本当に朝から朝までガンガンやっていた。7-11なんて生ぬるい。
メンバーにもめっちゃくちゃ要求していた。
「実現するためにどうする?」
「この会社の参画者として・・・」
をキーワードにして、社員以上のコトを求めたりしていた。

企業規模が大きくなっても、その勢いだけは変えずにガンガンやった。
「セブンイレブンとイトーヨーカドーの関係になるんだ」(子会社が親会社を超えるんだ!)

こんな勢いの会社だったから、退職者も多く出た。ホントに入っては抜け、入っては抜け。
でも「去る者は追わず」の精神で気にせずがんがんやった。

そんなお陰で売上、利益の伸びは順調で、優秀な社員も育ってきていた。
親会社の影響を受けずに自社独自の活動で会社は成長していた。

こういった成長の中、オフショア的な役割として札幌に戦略的なオフィスを開設したり、ISMSの取得、工程管理/原価管理のwebシステムの開発、運用を手がけたり、中国の入力センターを買収し、その入力センターをマネジメントするため、信頼のおけるメンバー(なんと女性!)を中国に2名赴任させ、日本企業2社、中国企業(入力センター)1社の総合経営管理を始めた矢先に・・・

この会社を離れなくてはいけなくなってしまった。2006年1月だった。

それから6年。札幌オフィスは閉鎖、webシステムは中途半端なシステムとして稼働、運用を中止、本部や現場で働くメンバーの評価も全く変えられ、中国の入力センターもこの会社からは切り離され、自分とは全く違う経営方針を持った経営者の下で主力メンバーの相次ぐ離脱、離脱しても補充をしない。
そして・・・この会社自体がとうとう解散に。

こんな未熟な経営ではあったにも関わらず、支えてくれていたメンバー達。
そのメンバー達が久々に集まれば・・・
楽しくない訳がない!
宴は深夜まで続いた・・・。

またこんなメンバーと集まってシゴトが出来ればええのにな~。
そんな妄想が・・・

自分の中では何かが弾けた1日となった。

Source: flickr.com via Octav on Pinterest

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